～　アジアをまわろう！世界をまわろう！　～

ローズウッドホテルは日本人にはあまり馴染みのないホテルかもしれませんが、1979年、アメリカのダラスで古くからあった邸宅をレストランとホテルに改築したのが始まりとされ、その後、カリブ海に浮かぶゴルダ島、メキシコ、ロス・カボスに初のリゾートとなるホテルをオープンさせ、世界各国にホテルブランドを展開しました。2011年、ニューワールドグループがホテルを買収し、

そこから一気にアジア進出が加速。2017年にはカンボジア・プノンペンとこちらのプーケットのホテルをオープン。その後も、

ラオス、中国、インドネシアとその勢いは止まりません。ローズウッドホテルと言えば、ニューヨークの高級住宅街として知られるアッパーイーストにある「ザ カーライル - ア ローズウッド」が有名で、このホテルには世界各国のセレブやハリウッドスターなどが顧客に名を連ね、その地位を不動のものにしています。抜群のホスピタリティーと「A Sense of Place（センスオブプレイス）」の信念のもと、その土地の歴史、文化などを取り入れたオリジナリティー溢れるホテルは、とにかく一度泊まってみたいと評判！

プーケットは人気のパトンエリアになりますが、パトンの中心から少し離れたトライトランビーチに位置。静かでパトンほど店や

人も少ないので、賑やかなところに適度にアクセスしたい、でもホテルではゆっくりしたい方にはお薦め。邸宅のようでありながら贅沢にも過ごせる。そんなホテルのコンセプトが体現化された印象的なエントランスは、まるで個人宅の門構えのように、大きな

木の扉と巨大なドアステッカーがしつらえてあり、一見ホテルとはわからないような独特な雰囲気。ホテル内部も全体的に派手さがなく控えめで飽きのこないデザイン。常に自宅にいるかのような気楽さと快適さを意識しシンプルにまとめられています。客室は

パヴィリオンとヴィラ、ハウスと呼ばれる一軒家タイプの3タイプ。総客室71室の大半を占めるのがパヴィリオンで、平屋の建物の中にいくつかの客室があるタイプです。お部屋によっては門扉があり、通路と客室にかけられた小さな橋を渡って客室なので、特別感とプライベート感があります。パヴィリオンはお部屋から見える景色によってお部屋のタイプが分けられていて、ガーデンビュー、パーシャルオーシャンビュー、ラグーンビューに分かれます。パヴィリオンは山手に位置しますが、ヴィラはより海に近い独立した客室タイプで、海が見えるパーシャルオーシャンビューと海が目の前のビーチフロントのタイプに分かれます。自然に溶け込むよう計算されているので、海の見えるお部屋はいずれもフルシービューではなく、配置された自然の木々の間から海を眺めることができます。客室はモダンコンテンポラリーながら、程よいリゾート感の明るさと、それでいて高級感もありリラックスできる空間に

なっています。レストランはイタリア料理の「Red Sauce」、タイ料理の「Ta Khai」、シーフード料理の「The Snack」、そして

軽食とドリンクが楽しめるプールサイドバー＆ラウンジの「Mai」の4か所。イタリアン、タイ料理は、いずれも奇をてらうものではなくオーソドックスな料理が楽しめます。2020年にはプーケットで是非とも食べたいお薦めレストランとして「Red Sauce」と

「Ta Khai」がミシュランを受賞。プーケットでウエルネスメニューが充実したホテルオリジナルのスパ「Asaya」や、ファミリー

層を意識し、敷地内にはキッズクラブや屋外の遊戯具など、お子様が楽しめる遊び場も充実しています。ミシュラン同様、ホテル

全体では2020年に、アメリカ誌『CONDÉ NAST TRAVELER(コンデナスト・トラベラー)』では、グループ内の計20軒のホテルが

アワードを受賞し10年連続の受賞となり、プーケットのホテルも初のタイトップホテルに入賞。更に『Travel + Leisure』誌の

「ベスト・ホテル・ブランド」部門で6年連続受賞、さらにグループ内の計9軒のホテルがアワードを受賞するという華々しい快挙を達成。今後もますます目が離せないホテルです。