～　アジアをまわろう！世界をまわろう！　～

　数々の名門ホテルを築いた19世紀のホテル王・サーキース兄弟の遺産ともいえるこのホテルは1884年に開業。シンガポールの「ラッフルズ」、　ミャンマーの「ストランド」と共に一度は泊まってみたい憧れのコロニアルホテルの一つといえます。熱帯の海風に揺らぐ椰子の木、

　威厳がありそして気品にあふれる白亜の建物、ホテルに到着すると英国スタイルのサファリルックのドアマンが丁寧に出迎えてくれます。

　ホテルは旧館と新館の2つの建物に分かれます。旧館の「ヘリテイジウィング」はオープン当初の建物をそのまま受け継ぐ、時代を感じられる

　ホテルのメイン館になります。海に面して配置された印象的なプールに椰子の木といったホテルのシグネチャー的な景色は、雑誌にもよく登場

　しますが、それがこのヘリテイジウィングになります。レトロ調な客室にお部屋の目の前に広がる贅沢な海の景色。遥か彼方にはマラッカ海峡　が望めます。大理石仕立てのバスルームはシャワーバスタブは個別に分かれていて、洗面台もダブルシンクではなくそれぞれ独立した洗面台が

　２つあるにくい演出。客室内に設けられたバトラーボタンを押せば、直ぐにバトラーが駆けつけてくる仕組みも至れり尽くせりです。

　一方、新館の「アネックスウィング」は、少し高層階の建物で2013年にオープン。昔ながらの雰囲気を味わいたいという事で、ヘリテイジの

　方がやや人気ですが、アネックスウィングの方も旧館の雰囲気を損ねないよう、伝統的なデザインを取り入れた落ちついたつくりで、建物が

　高いのでより広範囲の景色を上から見下ろせ、更に部屋にベランダがついていることやエグゼクティブラウンジの利用が可能なので、どちらが

　良いかは甲乙つけがたいところです。どちらのお部屋もミニバーは無料、到着時にはお部屋にスパークリングワインが用意されています。

　何といってもこのホテルの魅力は、「ラッフルズ」や「ストランド」に比べ安く泊まれること。一般のラグジュアリーホテルでも、スィート

　仕様の客室やファシリティー、サービスの高さを考慮するとこのホテルはとっても安価であることに気づかされます。コロニアルホテルを体験

　してみたい！という方にはかなり穴場のホテルと言えるでしょう。人気の観光地ジョージタウンにも徒歩でいける抜群の立地も魅力です。　

　普通のホテルでは絶対味わうことができないのがコロニアルホテルの醍醐味。是非このイースタン＆オリエンタルホテルで体験下さい！

●●　お部屋タイプ

【ヘリテイジウィング】

スーペリアスィート（57㎡）　/　デラックススィート（58㎡）　/　ジョージタウンスィート（97㎡）　/　プレミアムスィート（58㎡）　/　ストレイツスィート（87㎡）　

ライターズスィート（135㎡）　　/　ペナンスィート（241㎡）　

【ヴィクトリーアネックスウィング】

スタジオスィート（55㎡）　　/　コーナースィート（123㎡）　

●●　レストラン＆バー

　ファークハーズバー、サーキーズ（マレーシア＆インターナショナルビュッフェ）、パームコート（インド、マレー、中華などカジュアルミール）

　ジャワツリー（ウエスタンクラッシック料理）、プランターズ・ラウンジ（コンチネンタルビュッフェ＆ラウンジ）

●●　ホテル内設備

　E＆Oギャラリー、フィットネスセンター、プール、ショップ